2026/02/21 ありがとうおとすきー!〜思い出、本、コンピとボカコレの曲の話〜

こんにちは〜渡邊野乃香です。MisskeyやFediverseではoi汰という名前で過ごしています。

今回はおとすきーが2026年2月22日に閉鎖するにあたり、その思い出や、最後にユーザーさん主催の企画に提出するために作ったものの話をしていこうと思っています。おとすきーに書くとサーバー閉鎖と一緒に消えちゃう&私の文章って長すぎるので、個人サイトのブログに書くことにしました。

そもそもおとすきーとは

おとすきーとは、サーバー管理人のたーびんさんがMisskeyを元にした「Tanukey(たぬきー)」というシステムを使って運営していたFediverseのサーバーになります。Fediverseとは?とかMisskeyとは?を説明すると横道に逸れるので、今回はある程度Fediverse・Misskeyに慣れてる人向けの説明とさせてください。

サーバーのテーマが「音楽」ということで、音楽の話がしたい!というユーザーが集まっているサーバーでした。DTMerからバンドマン、歌を歌う人、ピアノを弾く人…とほんとに「音楽が好き」という共通点だけで色々な方がいました。と言っても別に作る側の人しかいないわけではなく、聴き専の人も割といました。私もDTMは年2曲くらいしか作らないので、ほとんど聴き専でしたが、それで居心地が悪いということもなく、また「音楽の話しかしちゃいけない」みたいな厳密な空気もなく、好きに雑多なことをしゃべりつつ、音楽の話をした時に反応してくれる他のユーザーがいる…というのが居心地のいいサーバーでした。私の所感としては。

アクティブユーザーの数がめちゃくちゃ多いとかもなくて、寝て起きた後とか、仕事から帰ってきた後とか、その間にされた他のユーザーの投稿を遡ろうとしたら、簡単に遡れるくらいのTLの速さでした。また「おすすめ」TLの中の「パブリック」というメインのTLがあり、ほとんどの場合はみんなそこで色々話している…という感じです。誰かをフォローしたりフォロワーを増やすというより、パブリックTLを見ればとりあえずみんないるという感じ。おすすめTLと言ってもXなどとは違い、パブリックでつぶやいたユーザー投稿は全て時系列順に載るので、そこに対する不満はなかったです。かなり交流してくれたユーザーの方とかも最後までお互いフォローしてなかった、くらいの感じでした。

 

私とおとすきーの出会い

私がおとすきーに登録したのは、2025年5月27日ですね。この日付見るとすごい誕生日の直後だし、個展の直前ですね。個展が5月31日からだったので、この時期結構忙しかったはず。不思議だ。なので結局私がおとすきーにいたのは9ヶ月間くらいになります。Misskey・Fediverseに来てからそろそろ丸3年経つことを考えると、この9ヶ月というのは結構短い気がして、実際に私はおとすきーの中では結構新参者だったと思うんでんすが。でも大切な9ヶ月間でしたね。

もともと私がおとすきーの存在を知った時は確かおとすきーがユーザー登録を招待制?クローズ?していた時期で。Misskey.ioのアカウントで、フォロワーさんが「おとすきー登録したいけど登録できないのかなぁ」みたいなことを呟いてらしたので、「確かおとすきー今招待制だったと思いますよ」みたいなノートを私がしたんですよ。そしたらその後結構時間が経ってから、「おとすきー今招待制を廃止して誰でも登録出来るので、よければぜひ」みたいなリプライを、鯖缶のたーびんさんからいただいて。別に私が登録したかったわけではないんだけどな…とその時は思ったはずなんですが、ふと気が変わって夜更かししたそのままのテンションで登録してみたんだった気がする。登録した時間が朝4時の44分になってるので、多分そうです。

最初は「まぁ登録だけして、ボカコレとか曲作った時だけ宣伝で顔出そうかな」くらいにしか考えてなかったんですが。最初は「音楽に関係ないことは呟いちゃいけないのかな」くらいに思ってたので。

でもなんか途中から「あれ…なんか思ったより色々呟いてもいいっぽいぞ…」「あれ…なんか思ったより居心地がいいかもしれないぞ…」となり、ホントにいつの間にか、気付いたら、毎日顔を出しておはよーとおやすみの挨拶をし…みたいな感じにアクティブユーザーになっていきました。

自分はメインの創作活動はイラスト・デザインなので、音楽系のコミュニティに属したことや、音楽の仲間がいたことって、ほぼなくて。なので音楽の話をして伝わる・分かってくれる人が複数人いる…という場所がとても貴重で、ありがたく。みんな優しいし。「自分って、自分が思っていたよりも、音楽のことが好きだったんだな…」という発見もありました。改めてそういうことを思わせてくれる場所でもありました。

普段から音楽がメインのおとすきーユーザーの方たちがよく言っていたのは、「音楽の話をしようとすると、マウントをとってくる人が多い」とか、「もっと硬い技術的な話になることが多い」とか、「だからゆるく音楽の話ができる場所がおとすきーしかなくて、貴重な場だった」という話でした。

確かに絵描きは人口多いからどこ行っても絵描きコミュニティはありますが、音楽のコミュニティ…というので、これだけ硬くないというか、ゆる〜い空気で音楽の話が出来る場所は他に代替の効かない場所だったなと思います。おとすき〜〜〜〜〜好きだったよ〜〜〜〜

 

おとすきーの印象的な思い出

私にとってのおとすきーの印象的な思い出は、

  1. ボカコレ2025夏
  2. F-Katsさんのデジタルシングルジャケットを描かせていただいた
  3. みすけっと
  4. おとすきー同人誌「おつかれおとすきー!」表紙・中身1Pの寄稿
  5. おとすきーコンピレーションアルバム「We Love Otoskey!」のジャケット絵寄稿・中身に自分で歌った曲1曲寄稿・F-Katsさんの曲を歌わせてもらった・ボカコレ2026冬

という感じです。いた期間が短いので、トピックスとしてはあんまりないんですが…おつかれおとすきー!の同人誌を作るにあたってユーザーの方が作ってらしたおとすきー年表も、8割くらいは分からなかったので、おとすきーの歴史の中では新参者だな…という感じです。

1つずついこう。

 

1.ボカコレ2025夏

これは単に私が音楽系のサーバーにいた経験がなく、音楽系のサーバーに登録した上でのはじめてのボカコレ(ニコニコ動画のVOCALOID/合成音声楽曲の投稿祭)だったので、ひょ、ひょえ〜〜こんなに盛り上がるんだ〜〜という驚きがあったので印象に残っている感じです。

自分の作った曲をおとすきーのみんなが聴いてくださり、感想までいただけたりして、う、ウレシ〜〜になったのを覚えています。他のおとすきーユーザーの曲を聴けるのも楽しくて、ひとくちにボカロと言っても色んな作品が味わえるのが良いなと思いました。多分自力で気になる曲を掘っていったら曲調が似たものが多くなると思うので、おとすきー繋がりで未知の曲に出会えるのってとても嬉しいな〜と思いました。

 

2.F-Katsさんのデジタルシングルジャケット兼MVイラストを描かせていただいた

おとすきーに登録した時にちょっと目的としてあったのが「音楽関係の絵の仕事をさせてもらうこと」というのがあり、おとすきーに馴染んでしまいそんなことすっかり忘れてたんですが、何かきっかけがあり「音楽関係の絵のお仕事歓迎です!」「自分以外の人が作った曲のMVイラストやるのが夢です!」みたいな話を改めてノートしたんですね。そしたらその後割とすぐMVイラストのご依頼をいただき…

イラストはこの絵です。自分以外の人の曲のイメージをお聞きして擦り合わせながら絵を描く…というのはとても貴重な経験でした。

曲も素敵な曲なので聴いてください。こちらからサブスク配信もあるので、お手持ちのスマホでも聴けます!CDジャケットとして私の絵が出るのですごい。

 

3.みすけっと

みすけっとと言うのはMisskey系サーバー・Fediveseサーバーユーザーのためのオンラインイベントです。最初は「たーびんさん主催らしいから参加してみようかな〜」くらいだったんですが、結果としてかなりの盛り上がりがあり、参加サークル数もとても多く、私も自身の通販の中で過去最高の注文数が入りました。はじめてコンビニじゃなくてヤマト営業所に発送しにいきました。いつもはコンビニで足りる数の注文なんですが、みすけっとは「さすがにコンビニだと迷惑じゃん…」の数の注文が来ました。のですごいのだ。

私はこの時期かなり金欠だったため、ダメだ!お金を使ってはダメだ!耐えるんだoi汰!と思っていましたが、なんとおとすきーくんという、おとすきーのマスコットキャラクターのアクリルキーホルダーを出してくださっているサークルさんがあり…買っちゃいましたね〜〜かわいすぎるんだこれが。部屋に飾って眺めています。同封してくださったシールは手帳に貼りました。かわいいね。

おとすきーTLでもみすけっとは盛り上がっていて、おとすきーユーザーの方たちの中でも通販をご利用くださる方がいたり、ネットプリントを印刷してくださる方がいたりして、とても嬉しかったです。良い思い出でした〜

 

4.おとすきー同人誌「おつかれおとすきー!」への寄稿

これはおとすきーのサーバーを閉じることが発表されてから、ユーザーのすずもりさんが企画を立ち上げてくださり。寄せ書きというか、卒業文集というか卒業アルバムというか、一般頒布しない、おとすきーユーザーのためだけの同人誌です。

おとすきーの思い出とか、おとすきーに対する想いなどを有志の各ユーザーが持ち寄り、それが一冊の本になる…という形のものです。これの中身1Pと、表紙を描かせていただきました。紙の本そのものはこれから届くので、楽しみにしております。

(一応言い訳しておくと)今回私はおとすきーのコンピレーションアルバムのジャケットを先に描いており、同人誌の表紙まで私がやると図々しいかもな…他の人が描いた方が多様性があって思い出になるだろうな…と思ったので、「期限内に他の人の申し込みがなかった場合、保険として私が描きます」と主催の方にお伝えしていて、結局他の人も申し出がなかったので私が描いた…という形になります(初出し情報) 私は最後におとすきーくんを2回も描けて嬉しかったです。ありがたいはなし…

表紙載せとこう。せっかくだから。

これです〜この猫(多分)のマスコットキャラクターがおとすきーくんです。普段私は二次創作をすることがほとんどなく、マスコットキャラを描くこともほぼなく、デジタル絵を描くのも珍しく、モノクロ絵を描くのも珍しいので、かなりレア尽くしの1枚となっております。

歌を歌っているおとすきーくんになっています。コンピレーションアルバムの方はヘッドホンで聴いてるおとすきーくんだったため、聴く側とプレイヤー側で一応セット…みたいな形になっています。

マイクはよく「ゴッパチ」と言われるメジャーなライブ用マイクをイメージしていたりいなかったり…手前にあるのは「よくロックバンドのボーカルがライブで足乗せてるアレ」的なイメージで名前も分からないまま資料集めをしていたのですが、モニターアンプ?だっけ。ライブの時に演者が音を確認するためのアンプ(拡音器)たいなやつでした。知見。調べてたらライブハウスが出してる演者のためのハウトゥー記事みたいなのが出てきて大変参考になりありがたかったです。足乗せるのホントは良くないらしいです。まぁアンプだからな…そりゃそう。全面じゃなくて縁に乗せるならまぁギリ許すか…くらいのものらしいですが、おとすきーくんの足の長さでは無理そうだったので、足を乗せる構図はやめました…という経緯があってこの絵になっています。おとすきーくんの元絵がかわいいので、何描いてもかわいくなって嬉しかったです。

 

5.おとすきーコンピレーションアルバム「We Love Otoskey!」のジャケット絵寄稿・中身に自分で歌った曲1曲寄稿・F-Katsさんの曲を歌わせてもらった・ボカコレ2026冬

なんか最後だけ明らかに情報量多くてすみません。

おとすきーが閉じるにあたり、ユーザーのF-Katsさんが、「We Love Otoskey!」という、無料配布のデジタルコンピレーションアルバムの企画を立ち上げてくださいました。ネットから誰でも無料でダウンロード出来る、色んな人の曲が詰まった音楽アルバム…ということです。そこのアナタも!🫵無料でダウンロードして、スマホやパソコンで聴けます。もう配布しているので、リンクを貼るぜ…というわけで是非聴いてください。

 

公式のHPまで作ってくださった…ので、そのHPがこちらです。

各作者のコメントや歌詞などもまとまってて大変便利。

 

配布場所はこちらです。

ダウンロードしてびっくりしたんですが、自動でジャケ写が出るだけじゃなく、歌詞までデータに埋め込まれている…。歌詞を見ながら曲が聴けてすごいです。自主配布のデータで歌詞まで埋め込めるの知りませんでした。バンドキャンプのパワーなのかBOOTH配布でも同じこと出来るのか分からないので、また改めて調べなくては…。

 

こちらのアルバムのジャケットイラストを寄稿させていただいたので、とりあえずその絵を貼ります。

かわいいね。おとすきーくんです。ポップでキュートな感じに仕上げました。ヘッドホンで音楽を聴いてる風になっています。実はこれがおとすきーくん初描きでした。最後の最後に何回か描く機会があり嬉しかったです。

そしてアルバムの中身にも曲を寄稿させていただきました。

その曲を「ボカコレ2026冬」というニコニコ動画のVOCALOID(合成音声)楽曲の投稿祭で投稿したため、こちらはYoutubeのものですが、埋め込んでおきます。ニコニコ動画のリンクはこちらです。私が投稿したのは「エキシビション枠」と言って、ランキングが関係ない枠のため、ニコニコ動画内の再生数やいいね数は特に関係ないため、どちらでもお好きな方でご覧ください。

この曲のコンセプトなどはこの後語りますが、これ実はおとすきーコンピに寄稿したものと、ボカコレで出したもの、全く同じではなく。おとすきーコンピに出したものは、私本人の歌唱が入っています。録音してみたらあまりにも初心者クオリティだったため、GUMIちゃん(SynthesizerVという合成音声ソフトのボーカル/ボカロ)と私のツインボーカル…という形でどうにか体裁を整えています。ボカコレに出した方は完全にGUMIちゃんと、他のSynthesizerV(広義のVOCALOID)の子たちのコーラス…という形になっていて、人間の声は入っていません。

 

私は元々歌を歌うのは好きで、小学生の頃とか合唱部に入ったりしており。中学・高校も、合唱コンクールの実行委員のクラスメイトよりも合唱コンクールに打ち込んでいた謎生徒でした。でも別に歌うのが上手いわけではなく、普通〜か、音程によっては下手かも…くらい。地声が高いので、出る音の音域の幅が狭くて…。なので今まで自分で歌ったものを何かネットに投稿する…みたいなことをせず、ボーカロイドを使っていたのは、ボーカロイドが好きなのはもちろんありますが、それに加えて「自分で歌っても、上手くなくて恥ずかしいから」みたいな理由でした。

しかし最近段々30歳が近づいてきており、「恥ずかしいとか言ってないでやりたいことはやった方がいい」の精神になってきたんですね。そもそもDTMだって今も別に上手くないし、最初なんて今よりもっともっと下手で、ニコニコにまだ最初の1曲は残ってますが、未だにいいね数0だし…小説だって下手だけどとりあえず何本か短いのを書いてこのサイトに載せてみたりしてますし、そもそもデザインだって最初は下手だったし、なんなら絵だって下手だった。誰だって最初から上手い人なんていないし、「下手で恥ずかしいから…」とか思ってたら何も始められないんですね。というわけで思い切って今回は自分で歌ってみました(ツインボーカルですが…)

録音用のマイクが欲しいな…と思い、はじめてサウンドハウス(という音楽関連機器の通販サイト)を利用しました。私にとってはそれなりに勇気のいる値段を出して、「初心者向け・高コスパ」と謳われていたマイクを買ってみました。謎に1万円以上割引されていたので…ハイグレード版が出たから割引されてたのかもです。

本当に何も分からん…になりながら手探りで録音したものをどうにか提出しました。はぁ…はぁ…

3分の曲だから3分で録音終わるのかな〜みたいな幻想を抱いていましたが、全然そんなことありませんでした。パートごとに分けて何回も歌って、編集して…頑張ったぜ…

 

そしておとすきー内でこの話を逐一「マイク買った」とか「録音した」とか報告していたところ、F-Katsさんが「おとすきーコンピに出す曲を歌ってくれるボーカルの方を募集します。急に思いつきました」みたいなことを言い出し。う、歌ってみたい…!!が、こういった思い出の形として残るアルバムに、超初心者の私のボーカルで曲が残るのって申し訳ないな〜と思ってしまい。自分の曲はよくても、人の曲まで責任が取れない。

なので「歌ってみたいですが、おとすきー終了後に”歌ってみた動画”としてYutubeにあげるとか、そういう形でもいいですか…」みたいな謎の申し出をしたんですが、その後「この曲ツインボーカルなので、あざみチャンさんとoi汰さんに歌ってもらったものをアルバムに収録したいです」とおっしゃっていただいたので、「ツインボーカルなら責任も2分の1だしな…」というカスの決定打で歌わさせていただきました。緊張しましたが、歌うからには頑張りました。

 

自作曲「あの音-anone-」の自分のボーカル込み版も、F-Katsさんの曲の”歌ってみた”の私ともう片方のボーカルがボカロになってる版は、後日私のYoutubeにもあげようかな〜と思っています。でもあざみチャンさんと私の、両方人間が歌っているツインボーカルは「We Love Otoskey!」でしか聴けないので、そちらもよろしくお願いします。他の方の曲も全部めっちゃいいんで…個性爆発なんで…

「We Love Otoskey!」のクロスフェード動画があったことを思い出したので、埋め込んでおきます。

色んな曲がちょっとずつ聴けて楽しいです。雰囲気伝わると思う。

最後にもう一回ダウンロードページを貼ります。

こちらです。

どうかよしなにね。

既に7000字を超えていますが、最後に自作曲「あの音-anone-」の裏話などをして終わろうと思います。

「あの音-anone-」制作裏話など

私はなんでも語りまくりたい人なのでいつも「今から全てをお話しします」をやってしまいますが、曲の解釈を固定したくない〜とかの人はこの先読まなくても大丈夫です。また、今から語った内容が正解で、他の解釈が不正解…ということでは全くないので、そこら辺はゆるい感じに捉えて、私の曲はお好きな楽しみ方で楽しんでください。

語る前に、もう一回曲を貼っておきます。

歌詞も貼ります。

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<1番>
君の指先が紡ぐ ノートに書いた言葉が
いつの間にか僕の中 侵食をしていました

絵の具が水の上をふわり広がる そんな日々でした
淡くてでも確かに僕の毎日彩ってました

限られた時間の中で 永遠なんてない中で
君とここで出会えたことが心を少し軽くした

いつかこの日々を思い出すのでしょう アルバムをそっと取り出すように
君がいた隣に僕もいた 積み重ねた言の葉

カラフルな色が混ざり合っていき やがて灰色になっていくように
彩られた記憶の欠片は そこに置いていきましょう

 

<2番>
君が聴いていたあの曲は僕の好みじゃない
だからこそ僕ら共にいて 離れなかったでしょう

君が好きだったあの歌は僕の知らない歌
だけどほら僕ら傍にいて 今は知ってる歌

君と交差した一瞬が 儚くゆらぐ刹那さが
この先僕らの一生の中で確かに光るでしょう

いつかこの日々を思い出すのでしょう アルバムをそっと取り出すように
君がいた隣に僕もいた 積み重ねた言の葉

カラフルな色が混ざり合っていき やがて灰色になっていくように
彩られた記憶の欠片は そこに置いていきましょう

きっと君だってずっと僕だって ひだまりの日々が大事でした
それでもここで終止線打ち さようならを言いましょう

今この時にここで出会えたこと そこで確かに交わった音
愛しい日々に花束を添え ありったけのありがとう

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回の曲は元々「おとすきーコンピに出す曲」として作っており、ボカコレに出そうとは思ってなくて。というのも最初はコンピに「未発表の曲であること」の縛りがあったんですが、途中で撤廃してくださったので、投稿時期的にボカコレで先に出してもOKになって。じゃぁまぁせっかくだからボカコレにも出しとくか〜仕事と原稿修羅場でボカコレのために別で曲作るの難しそうだし…となって、ボカコレにもこの曲を出した形になります。ので100%「おとすきーコンピのために作った曲」となっています。

おとすきー閉幕にあたり、どんな曲を寄せよう〜と悩んだ結果、「卒業ソング」にしようかな、と思いました。

卒業ソングって、「今までありがとう。これからもずっと仲間だよ」系のやつと、「今までありがとう。ここでお別れだね。」系のやつがあると思うんですが。今回の曲は後者になります。

おとすきーがなくなっても、おとすきーユーザーたちとの繋がりがすべてまっさらになるわけではないので、歌詞が冷たすぎるんじゃないか…とか歌詞を書くにあたり色々と悩んだんですが。結局自分の中で、「おとすきーという”場”が好きだった」ため、おとすきーユーザーたちと今後も繋がっていたとしても、おとすきーという場所は終わってしまう。その事実に対しての卒業ソング…という形にしようかな〜というところで落ち着きました。

 

曲を作るにあたり考えたこと

最近キタニタツヤさんの曲をめちゃくちゃ聴いているため、その影響を受けています。作曲者としてのレベルが違いすぎてどこが影響受けてるか分からないと思うんですが、自分への備忘録も兼ねてちょっと解説します。

 

合唱っぽいパートがある…というのと、ここぞという時に楽器がピアノのみになる…のがこの曲のかっこいい部分なので、真似しました。

 

「いきなりボーカルが始まる」という構成や、合唱曲っぽいコーラスがある…というのはこの曲の影響です。あと「歌詞で具体的に説明しすぎない」というのも私なりに今回意識したんですが、それもこの曲を聴いて思ったことです。

 

「歌詞が敬語(です・ます調)なのカッケェ〜〜!!」と思ったため、安直に真似しました。だって…カッコいいから…

キタニタツヤさんの曲良すぎるので、みなさん聴いてください。私が言わずとももう聴いてるかもですが…。

 

歌詞を書く時に考えたこと

君の指先が紡ぐ ノートに書いた言葉が

これは学生が使う紙のノートにも、Misskey系(おとすきー含む)で投稿のことを「ノート」と言うので、そちらにも、どちらでも取れるように…と考えて書きました。言い回しを割と考えた。

 

いつかこの日々を思い出すのでしょう アルバムをそっと取り出すように

この「アルバム」は写真が詰まった卒業アルバム的な、冊子状の紙のアルバムにも、音楽のCDのアルバムにも、どっちにも捉えられるようにしています。それゆえに「アルバムをめくる」「アルバムを開く」みたいな言い回しは避けました。

 

カラフルな色が混ざり合っていき やがて灰色になっていくように

「やがて灰色になっていくように」は「色褪せていく」みたいな捉え方をされそうですが、これはCMYの絵の具・また色んな色が混ざっていくと、減法混色で、やがて色が黒に近いものになっていく…という、色の仕組みになっています。私としては「灰色っておとすきーくんの毛の色じゃん!おとすきーじゃん!」くらいのことしか考えずに書いた歌詞だった気がしますが、多分「思い出が色褪せてく」みたいな捉え方される歌詞な気がする。でもまぁそれでもいいか〜と思いそのままにしています。

 

君が聴いていたあの曲は僕の好みじゃない
だからこそ僕ら共にいて 離れなかったでしょう

君が好きだったあの歌は僕の知らない歌
だけどほら僕ら傍にいて 今は知ってる歌

ここ気に入っています。私にとってのおとすきーが詰まっている。おとすきーの良さって、「音楽が好き」というたったそれだけの共通点の人が集まっていたところで、ジャンルも楽器も作り手かどうかも関係なく、色んな人がいるところだなぁと私は思っていて。

自分の好みじゃない曲を好きな人が確かにいること、自分の好みじゃなかった曲を自分も好きになる機会があること、そういうのが私にとって、とても大切でした。

 

君と交差した一瞬が 儚くゆらぐ刹那さが

ここ「切なさ」じゃなくて「刹那さ」なのがこだわりポイントです。確か元々は「儚くゆらぐこの日々が」だった気がするんですが、その後にもすぐ「この日々」という単語が出てくるので、変えよう〜と思って「刹那さが」が入り込みました

 

それでもここで終止線打ち さようならを言いましょう

「終止線」というのは、楽譜で曲の最後に書かれている二重線(確か)です。「終止符」じゃなくて「終止線」なのがひそかなこだわりなのだ…

 

今この時にここで出会えたこと そこで確かに交わった音
愛しい日々に花束を添え ありったけのありがとう

やはり最後はこういった言葉で〆めたいよな…と思ったのでこうなりました。ありがとう、おとすきー🫶

 

タイトルを決めた時に考えたこと

タイトル、本当に最後まで決まっていなくて、曲が出来て、その後しばらく経ってから自分で歌ったのを録音して、それも全部終わってからどうにか決めました。

悩んだ末に最初は「重音」で「かさね」にしようとしていて、「かさねって読めるかな〜読めないかな〜」とか迷ってたんですが、そもそも「重音テトちゃんの苗字すぎる。重音テトちゃんのキャラソンだと勘違いされるかも」という大事すぎることに思い至り、却下になりました。あぶねぇ〜

結局「あの音-anone-」というシンプルすぎる名前になりましたが、これには「あのね」という呼びかけの意味と、「あの音」でそのまんま「あの音楽」の意味と、「あのおと」の読みで「a note(1つのノート)」でMisskey系列の投稿をノートと呼ぶのとがかかっているタイトルになっています。それ故に「あのおと」と「あのね」のどっちでも良くて、最初は「あの音」だけでいくつもりでしたが、読み方決まっててわかりやすい方がいいかな〜とか悩んだ結果、結局「あの音-anone-」になりました。これはこれでちゃんとしっくり来ています。

 

というわけで

なんだかんだ1万1000字を超えてしまい、前回のボカコレの振り返りが1万2000字を超えてしまい、長すぎて反応があんまりなかった時の反省が全く生かされていない結果となりました。本当は5000字くらいで終わらせたかった…なんだかんだ4時間書くのにかかった…

でもまぁおとすきーは明日で最終日で、最後の最後なので、最後に自分の思い出としてこのブログを書けて良かったなと思います。おとすきーへの愛が溢れてしまったぜ…なまあたたかい目で見てください。

おとすきーがなくなっても日々は続いていくし、多分私もDTMを続けていく(といいな)と思いますが、それでもおとすきーという場所が確かにあったことと、そこで交流した人がいて、そういった時間が確かにあったこと、それは過去のものになったとしても決してなくならず、思い出したり思い出さなかったりしながら、自分の経験としてそこにあるんだろうなと思います。

それを思い出せる形でまとめてくださった企画主催のおふたりと、またもちろんですがおとすきーを作って運営してくださった鯖缶のたーびんさん、そして交流してくださった全てのおとすきーユーザーの皆様に、深く感謝いたします。ありがとうございました!

ひとつのサーバーの閉幕に愛を込めて──

ありがとう、おとすきー!

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