日: 2024年7月28日

2024/7/28 グッズ制作会議

こんにちは!渡邊野乃香です。なんでもないブログを更新するのはちょっと間が空きましたが、みなさまお元気でしたでしょうか。

また当落が出て出ることが確定したら改めてお知らせしますが、秋の名古屋コミティアに申し込みました!

これやで。というね。

名古屋コミティア公式サイトはこちらから見れます。一応リンクをね。開催は2024/9/29(日)になります。

もし受かったら作りたいものはもう決まってて、そろそろ制作をし始めるのですが。Bicolor Bouquetの2巻と、カレンダーを…出せたら良いなと思ってまして…。もし落ちてても、カレンダーだけは、別の場所になったり、通販のみになったとしても、年内にどこかで出せたらいいなという気持ちで動いていきます。

で、本みたいな紙もの系は(印刷費が足りなくならない限りは)優先順位が高く作るつもりがあるのですが、グッズどうしよう〜って思ってて。グッズの方が優先順位が低いので、印刷費が足らなかったら何も作らない可能性もあるのですが、でも何作ろうか考えてるだけで楽しいよな〜

ということで、今回はグッズ会議!です!

8年作家活動してて、色んなグッズを作ってきて、なんとなくどのグッズが売れやすいか、また自分にあっているか…などの傾向が掴めてきたため、それらを自分用のメモがてら記事にまとめようかな…と思ってこれを書いています。

これから書くグッズについてのあれこれは、全部私の作品の場合であって、他の人も同じとは限らないことと、ここで作りたいと発言したからといって希望であり確実に作れるとは限らないことだけご了承ください。(印刷費の予算とか…制作期間とか…納期とか…色々あるからね。)

まず作りたいもの


・教室ダイバーのポストカード

この絵…2年以上前?の絵だから、このサイトには載せてないかも。「教室ダイバー」ってタイトルの絵で。我ながらいい絵。

これのポストカード、以前刷った分が売り切れたので、刷り直したいな〜と思ってます。

私の場合ポストカードって大抵「もっと少部数でいいのに、小部数で刷ると1枚1枚の値段がバカ高くなるから仕方なくまとまった枚数刷る」もしくは「最小ロット(これより多い数なら印刷の依頼を受けられますよって数)が〇〇枚だから仕方なく〇〇枚刷る」って感じで、絵柄を増やせば増やすほど枚数が増えていって、ポストカード屋さんになってしまい、売り切れるってことはほとんどないのですが。この教室ダイバーは売り切れまして…。すごいなぁ。

何年か前の絵ですが、やっぱり今見てもいい絵だし、好きだと言ってもらえることも多いので、刷り直せたら良いなぁ…と思ってますよ。

というわけで次!


・夏彩のポストカード

夏彩というのは、このサイトのトップ(2024年7月現在)にもなってる絵

これです。これですね。

これのポストカードを…刷りたいなぁと思っています。

この絵、コミティアなどのイベントでポスターにすることも考えて描いたんですよね。女の子がこっちを向いてるの、「絵の中の人と目があうイラストは人を惹きつける力がある」みたいな話を…聞いたことがあるから、というのもひとつの理由としてあります。というわけで、もし名古屋コミティアでこの絵をポスターにするなら、その絵が買いたいよね…となると思うので。刷りたいです。

8月からはじまる名古屋の「夏想杳」という展示に出している絵でもあるため、そちらにもポストカードを送っているのですが、そちらは当時のお財布事情と納期や送料などを考慮した結果、印刷所で刷ったものではないため…お財布に余裕がある時に、印刷所で刷り直せたらいいなと思っています。

次!


・カフェ柄メガネ拭きの再販

カフェ柄メガネ拭きというのは…

これです。ペン画で描いたカフェメニュー柄のメガネ拭き。これも売り切れちゃったんですよ。

この間の名古屋コミティアを売り子さんとして手伝ってくれた学生時代の先輩に、「あれ売り切れちゃったの?また買いたかったのに」と言われて。そうなんですよね〜と言うと、「あれ使いやすい柄でいいよね。男女や年齢を問わずに使えて良かった。」と言われ。

そういえばこのカフェ柄メガネ拭き、私が作家活動始めて、グッズを売ったりしはじめて、かなり初期の方に作ったものなんですが。高校生の頃通ってた画塾の先生(SNSで繋がってた)が画塾の先生3人の分をまとめて買ってくださって、画塾の先生3人で使ってくださってるという…。そしてそのまとめて買ってくださった先生は、奥さんがこのメガネ拭きを袋状に縫ってくださったようで、それに老眼鏡入れて胸ポケットに入れて持ち歩いてるんですよね…。もう何年も前に作ったやつなのに、いまだに使ってくださってて。

画塾の先生は3人ともおじさん(というかおじいさん寄り)なのですが、確かに私のグッズの中でおじさんやおじいさんでも使えるものって割と貴重かも、と思い…。その観点がなかったので、めっちゃいいこと教えてもらえたな〜ってなりました。

自分のアカウントへのアナリティクス(アクセス解析)などが見れるサイトやSNSなどは時々アナリティクスを眺めたりしているのですが、私の絵を見てくださる層って、女性6:男性4、メイン年齢層20~30代(以上)って感じで。それくらいだと、「若い女性以外は使いにくいグッズ」しか作らないのもったいないですよねぇ。もうちょっと幅広い層が使いやすいグッズを増やしてもいいのかなと思いました。

カフェ柄メガネ拭き、前の柄のいい部分を踏襲しつつ、同じ雰囲気のものを今の画力でリメイクしてまた作り直せたら一番良いな〜と思っています。実現出来るかは謎ですが、出来たらいいな〜!

次!


・海柄メガネ拭き

海柄というのは、この柄です。

これこれ。この柄のグッズ、いままで紙のしおりと、ノートを作ってて。それが結構売れ行きが良く…。しおりは4柄のものを同じ数作ったのですが、明らかに海柄が一番売れています。猫の柄とかが売れやすいのかなと思ってたので、海柄の方が売れていてびっくりしています。

リング綴じのノートも、原価の関係で1冊800円というノートにしては高めの値段で売っているのですが(中にも柄があるので許されたい)それでもお手に取っていただけて残りが結構少なくなっており…。それで「もしかして…需要ある!?」になったので、メガネ拭きも作れたら良いなぁ〜と。メガネ拭き、お財布に優しい値段で作れて、優しい値段で売れるため、気軽に作れるのがありがたいです。印刷所さまさま…。

さきほどの「性別や年齢を問わない使いやすさ」の話ですが、それで言うとこの柄も老若男女問わず使いやすいタイプの柄なのかなぁ…と思っています。水彩で描いた花とねこちゃん柄などはどちらかというと女性向けで、作る時もそれを意識して作ったのですが。確かにそういう柄よりはペン画の色数の少ない柄というのは、性別や年齢問わず使いやすいですね。そして海やカフェはそれ自体を好きな人も多いですし…。


グッズを色々使ってて思うのは、グッズになると「購入した後、それを使う」という要素がくっついてくるなということです。

例えばポストカードは「飾る」「見る」、同人誌なども「読む」「見る」で、「使う」ものではないので、他人の目を気にせず、自分の好きなものを買いやすいです。割と私の少女をメインモチーフとした同人誌でも、買って行かれる方は幅広いです。もちろん男性もいますし、パッと見意外な人が買っていってくださることもあります。

しかし、同じ紙ものでも、しおりになった途端「使う」になるんですよね。「使う」には、「自分が使う」のと、「自分が使ってるところを人に見られる」の両方があり〜〜だから「使いやすさ」が関わってくるんですよね。同じイラストグッズでも、服などのアパレルアイテムになると特にそれが顕著だなと思います。「それを使っている自分が、他人にどう見られるか」も結構買う時の重要な判断材料になってくるんじゃないかな〜と。

なので…「イラストそのものが好きかどうか」と同じように、「使いやすいかどうか」が関わってくるんですよね〜〜むずかしいところ。


自分のグッズ全体の傾向と分析

私のグッズ、前から「気軽に買える値段の紙もの」が一番売れるな〜というのを実感しておりまして…。例えば、しおりやポストカード、シールなど。あとはグッズじゃないけど、同人誌(本)が特に売れやすく。

逆に、「高めの値段のもの・”使う”系のもの」はどちらかというと売れにくい傾向があります。例えば服やポーチ、アクリルグッズ系など…

これにはいくつか理由がある気がしていて…。

まず当たり前ですが安い方が買いやすいということ。特に元から私の絵を好きでいてくれた人ではなく、イベント会場ではじめて見つけてくれたとか、展示会場の物販で「あ、いいかも!」と思ったとか、そういう時は安めの値段の方が買いやすいですよね。そういう時は500円以内くらい、高くても1000円以内くらいが買いやすい値段の基準なんじゃないかな〜と感じています。

同人誌も、イベントではじめて見つけた人が買いやすい値段の上限は1000円くらいかな〜と感じています。2000円する同人誌を作ったこともありますが(しかも3冊も作ったことある)ほとんどの場合元から知っててくれた人が買っていく気がしている…。特に漫画などはイベント会場でじっくり立ち読みもなかなかしづらいですし、2000円の同人誌を初見の人がパッと買うのは割とハードル高いですね。でもこの前の名古屋コミティアで、1冊2000円するエッセイ漫画の1巻と2巻を「へ〜エッセイ漫画描いてるんですね〜。じゃあこれください」ってセットで買っていったお兄さんがいてびっくりした。すげぇ〜。そういうこともたまにあります。

あと多分私の絵は紙の方が絵がバエるんだと思う。特に透明水彩の絵はその傾向が強いです。水彩の絵って、どちらかというと「繊細」「情報量が多い」なので、グッズに印刷するよりはポストカードや同人誌で見たいのかもな〜と思ったり。「使う」というより「鑑賞する」に向いてる絵なのかもなと思っています。特に背景込みやテーマも込みで完成されてる絵も多いので、そういうものは鑑賞向きの傾向が強いのかな〜と思います。

それと服やポーチが売れにくいのは値段が高いのに加えて、単純にあんまりイベントで出してないから!なぜならスペースがないから!服とかポーチはデカい!デカいんよ!特にTシャツ〜!デカすぎる。なかなかTシャツを置くスペースの余裕があるイベントってなく…。Tシャツ屋さんに全振りでもしない限り、Tシャツを同人誌即売会とか…展示の物販とか…で置くのは厳しい。作る時にあんまりそこらへん考えてなかったのですが、今後は「売りやすさ」も考えてグッズを作ろうと思っています。売る時の値段に加えて、スペースをどれくらい幅取るかとか、壊れやすくないかとか。例えばアパレル系はもう置くスペースないのを学習したから作らないですが、マグカップとかも作らないと思う。マグカップは自分用に1個だけ作ったことがあって、とてもかわいく出来て大変愛用しているのですが、イベントなどに持ってくことを考えると…売る用では作らないかなぁ。まず嵩張る、そして割れる心配がある、の2重の心配事。何作っても1回のイベントですぐに在庫がなくなるような人気者でもない限り、結構厳しいんじゃないかな〜と思います。

 

それらを踏まえて、作りたいもの後半戦!いくぞ〜!


・ステッカー(柄は未定)

今上記のことを書き連ねていて、余裕あったらそのうちステッカー作ろうかな…となりました。今思いついた。

「シール」は作ったことありますが、「ステッカー」は作ったことない。何が違うかと言うと、シールは耐水性ではない紙とインクを使っているグッズです。私の場合、印刷所でA4くらいのデカめのシートに印刷されて納品されたものを、自分でダイカット(絵柄の形に合わせたカット)をして、フレークシールなどにして売る…というやり方をしていました。

シールは値段が買いやすいのもあり、割と売れ行きが良かった思い出…。特に大学生の頃の学園祭みたいな、若い子がお客さんで多い時は売れやすかったな。

でもカットしてあるものを1枚ごとに印刷してもらう「ステッカー」としてステッカーを作ったこと、実はなくて…。ステッカーとシールだと紙質も違います。ステッカーの方が強い。耐水性だったりするし。

ステッカーを作ったことないの、なんとなくステッカーにストリート的な…カッケェ〜イメージがあって、自分の絵柄とあうか分からなかったから、というのもちょっとありまして。でもさっき自分のグッズの傾向と分析を書いてて、この理論からいくとステッカーめっちゃ合いそうじゃん、ってなった!ので、少ない枚数・少ない絵柄からでいいので、ちょっと刷ってみたいです。チャレンジしたい〜!

作りたいもの候補に入れておきます。

次!最後!


・アクリルキーホルダーなど、アクリルグッズ

これはちょっと注釈つきで作りたいものです。

さっきの傾向と分析では多く語らずにこっちにとっておいたのですが、自分のグッズの傾向からいくと、アクリルグッズはどちらかというとそんなに沢山売れるわけではない傾向があり。しかし、過去に試行錯誤をしながらアクリルグッズを出してきた結果として、なんとなく傾向が掴めてきたので、ここにメモしておきます。

まず、透明水彩で描いた絵をアクリルグッズにするのは、結構考えて作る必要があるなと思いました。過去に作ったもので、20cmx20cmの透明水彩のイラストを5x5cmくらいのアクリルキーホルダーにしたところ、1つも売れなくて…(;o;)自分なりに理由を考えてみたのですが、まず原画がそれなりにデカくて、しかも透明水彩という繊細なタッチの絵であるところを、ちっちゃいアクリルキーホルダーにしちゃったので…元絵のいいところが潰れちゃったのかなと思いました。これはポストカードにした方が元の絵のいいところが出たかな〜とちょっと後悔しました。

他にも水彩の絵をアクリルグッズにしたこともありますが、そちらは逆にサイズがデカくて、単価が高くなってしまったのもあり、売れ行きはあまり芳しくありませんでした。

水彩の絵をアクリルグッズにしている方も勿論いますし、私も水彩が好きなのでそういうグッズも買って持っているのですが、そういう方と私の違いは何〜〜!?と思うと、絵柄なんかなぁ…。でももしかしたら、私の水彩絵前と比べて格段に上手くなってるので、今作ったら売れたりするんかなぁ。う〜む、謎。

しかし私の絵のアクリルグッズが全て売れ行きが悪いかというとそうではなく、過去に作ったちっちゃいアクリルスタンド

これこれ。本当に昔に作ったやつ。確か4cmくらいのちっちゃいやつで、コピックで描いたのですが。これは作ったやつほぼ全部売れました。1個500円、マージン取られる場所では700円くらいで出してた気がします。小学生〜高校生くらいの女の子に買ってもらえることもあり、なんか嬉しかったです。

あと本当に最近作ったやつ2つ

これもごく少数しか作ってないですが、ちゃんと売り切れました。これはいつもアクリルグッズを作っているところより安めの印刷所さんに頼んだので、値段も抑えられて良かったです。

手に取ってくださった方は、イベントでたまたま見て…というよりは、元から私の作品を知っていてくださった方が多い印象でした。通販で購入したこのアクキーをカバンにつけてイベントに来てくださった方もいて、すごく嬉しかったです。

 

こういうのを踏まえると、アクリルグッズにするならある程度ポップでパッキリした絵で作る方が私には向いてるのかもな〜と思いました。あんまり繊細な絵向きではない。(夜ふかしアクキーとクリームソーダアクキーは、それを踏まえた上で作りました。)

自分がアクリルグッズ好きなので、また作りたいな〜!とは思っているのですが、もし作るなら

・安い印刷所を探すなど、売る際の値段を下げる努力をすること

・アクリルの質感と相性のいい絵のタッチを考慮すること

アクリルグッズって結構素材自体が高めなので、高い印刷所使うと本当に売る時の値段がバカ高くなってしまう…のは過去作ったものから学習したので、そこは気をつけたいです。

あと色んな画材使うマンとして、画材やタッチである程度絵を用意する時点でアクリルグッズ向けに寄せる必要はあるかなと思いました。やっぱり私の場合、水彩よりデジタル絵の方がアクリルグッズには向いてる気がしました。逆に水彩はポストカードとか向いてる。

それでいうと、「夜ふかしアクキー」みたいな、作字とアクリルグッズってめっちゃ相性いいなと思いました。作字って色数少なめだし、絵みたいに複雑じゃなくてパッキリしてるし、書かれてる文字の内容次第では、買った人が自分の思いの主張としてのアピールも出来る。アクリルキーホルダーとか、Tシャツとかアパレルみたいな、日常使いするもので、シンプルな作品が映える場所にめっちゃ向いてるなと思ってます。

なので、結論!!

・作字のアクリルキーホルダー

・ポップな質感/買いやすい値段のアクリルグッズ

が今作ってみたいアクリルグッズになります。

 

以上!!!!!!


全然いつものことですが、長かったな…長くなりました。

今回のブログは以上です。名古屋コミティアに申し込んだこともあり、今作ってみたいグッズのグッズ会議でした。

制作資金が無限にある訳でも、販売スペースが無限にある訳でもないため、自分のお財布や他のグッズの減りと相談しながら、少しずつ作っていくことになると思っています。でも今考えている作りたいグッズをまとめて整理したかったので、書けて良かったです。

名古屋コミティア、受かってるといいな〜〜!まぁまずはグッズよりも本やカレンダーの方が優先なので、そちらの制作を頑張ります。そう思うとこの記事は大分先走ってますね。うおお〜〜グッズまで手が回るように、とりあえず必要なものを1枚1枚描いていきます。8月は激⭐︎制作期間になる予定です。HPにもモリモリ絵があがるといいなと思っています。

このサイトも、8/5に1周年を迎えます。記念絵など、なにかしらのお祝いが出来たらいいな〜と思ってます。

そんな感じかな〜

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というわけで!長々と失礼しました。渡邊野乃香(oi汰)でした。

暑い日が続きますが、皆さん熱中症や夏バテなどにお気をつけてお過ごしください。涼しくしてね。

それでは〜!!

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