日: 2023年11月17日

2023/11/17 少女漫画を売って、観葉植物を買う。

今日、少女漫画を売りました。私が小学生〜中学生くらいの頃に集めた少女漫画。140サイズのダンボール2箱分くらい。250冊くらいあったと思います。どうしても好きなもの50冊くらいは残しておくことにしました。

元々中学〜高校の頃に過ごしていた私の部屋に、それらの漫画も置いてあって。しかし、私が撤退後父親の寝床になっていたその部屋を、妹が使いたいと言いだして。そこを妹の部屋にすることになり、私の物でその部屋に置きっぱなしになっていたものが、軒並み追い出されることになりました。300冊あった少女漫画もその中の1つです。

最初は、少女漫画はどうしてもとっておきたいと思っていました。古い少女漫画で、今は絶版になってしまっているので、売ったらもう手に入らないし、読めないし。そう思って今の私の部屋に持ってきて、しばらく置いておいたのですが、やっぱり「手元に持っていても、読むわけじゃないし、嵩を取ってしまう」という事実に直面してしまい。読まない本を大事に手元に持っておくのも全然ありだと思うのですが、300冊となるとさすがに…と思い、残しておきたいものだけ選んで、それ以外のものを売ることにしました。

 

火曜日くらいに古本屋さんに電話して、今日のお昼に取りにきてもらいました。どれがシリーズで揃ってて、どれが揃ってない…というのを一緒に並べ替えながら、引き取っていってもらいました。古い少女漫画だし、大したお金にはならないだろうな…と思ってたのですが、250冊ほど売って500円という、予想以上に安い値段でびっくりしました。まぁそんなもんかぁ…

迷ったのはその500円の使い道です。500円…コンビニで昼ごはん1食とか、おやつ+コーヒーとか、買ったらすぐに消えてしまうお金です。でもせっかく少女時代に大事にしていた漫画を売ったんだから、何か形に残るものに変えたい…と思いました。

 

その結果、多肉植物を買うことにしました。

 

多肉植物って結構安くて、150円〜300円くらいで、1鉢買えます。そして育てると結構めきめき増えるし、今も育てている多肉植物が2つほどあって。そこに鉢の値段と土の値段を足して、その500円玉を含む、全部で800円くらいで多肉植物を買ってきました。

色がかわいかったのと、今うちにいる子と違う種類っぽかったのと、あと横に伸びてる形がなんだかかわいくて、この子を選びました。今後少女漫画が姿を変えた「いのち」として、育てていこうと思っています。

 

少女漫画を売ったお金で観葉植物買うの、ちょっとキモイかもしれませんが…ちょっと感傷的にもなりますよね。少女時代の私にとって、少女漫画は何よりの宝物だったんですよ。そもそも少女漫画が大好きだったところから絵を描き始めて、それで今も絵を描き続けているので、なによりの原点なんです。300冊って、お金のない少女にしてはかなり集めましたよね。それくらい大好きだったんです。ぼろぼろの古本でも、飽きずに繰り返し繰り返し読んでいました。

だったら売らなきゃいいじゃん…と思うかもしれませんが、売ろうと思ったのは、スペースの問題に加えて、家にあっても読まないから、なぜなら自分が少女漫画を読む感性ではなくなってしまったから…というのがあります。少女漫画ってその名の通り少女向けの漫画で、中高生くらいの女の子が恋愛をする…というのがメインであることが多いんです。もう自分も大人になって、そういったモチーフの漫画に、共感したりとか、「こんな高校生になりたい」って憧れられる自分ではなくなってしまったんですよね。家にあっても読まない、というのはそういうことです。どうでもよくなったわけではなくて、少女漫画の私の元での役割が終わったんだと思います。

本当に何度も何度も台詞も覚えるくらいに繰り返し読めるくらい夢中にならせてくれて、楽しませてくれて、憧れさせてくれた漫画たちには、とても感謝しています。古本屋さんに買い取ってもらった先で、他の誰かがそれを読んで楽しんでくれるなら、それがいいなと思いました。

 

うわぁ〜〜〜でもやっぱりちょっと寂しい〜〜〜!実は本を売るのって人生初で…。こんなに寂しいものなんですね。愛着があるから…

でも一生持ち続けるわけにもいかないので、ずっと楽しませてくれた蔵書への感謝をここに記して、終わりにしようと思います。代わりに買った多肉植物を育てながら、時々思い出してしんみりすることにします。寂しいけどね…!

300冊の漫画を売ってもなお私の本棚はパンク状態なので、とりあえず今残っている本たちも、役目が終わるまで、目一杯楽しんで読ませてもらおうと思いました。

 

この時の新鮮な気持ちを記しておきたくて、1日で2つめの記事を更新してしまいました。そういう時もある。

それでは失礼いたします。最後まで読んでくださりありがとうございました!

 

 

 

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2023/11/17 ラジオの話

ラジオの話を…してもいいですか…

私はラジオを聴くのが趣味で、今は毎週10番組ほど聴いています。

元々ラジオを聴き始めたのは中学生の時で、当時はおじいちゃんに中学の入学祝いに貰ったピンク色の携帯ラジオを使って聴いていました。

おじいちゃんの女の子=ピンクという発想は嫌でした。青の方が好きだったので。しかも貰った当初はラジオなんて聴いたことないし、年配の方が聴くものだと思ってたので、いらないな〜と思ってました。でもクラスの陰キャオタク(当時は陰キャなんて言葉もなかったけど)の友達が、私にラジオを勧めてきて。当時勧められたのは、「School Of Lock!」という、平日に毎日やっている10代の若者向けの番組。当時スマホでラジオを聴くことも出来ず(そもそも持ってなかったけど)、住んでる地域の中でしか番組を聴けない中で、数少ない若者向けの番組でした。新聞のラ・テ欄で番組がやっている周波数を調べて、それでドキドキしながらはじめて聴いてみて、新しい世界が開けた気がしました。

それから携帯ラジオでダイヤルを合わせて、SOL!を聴きながら勉強する日が始まって。でもダイヤルなんてそんな細かい調整は出来ないので、最初の20分くらいは、指先の感覚を頼りに、ほんの少しダイヤルを回して、微調整して。「ここなら聴こえるかも」のベストポジションが決まっても、それでも隣の周波数でやってる韓国語講座が薄く聴こえました。

はじめて「深夜ラジオ」というものに触れたのもその頃で、当時2人組ミュージシャンの「ゆず」にどハマりしていた私は、「ゆずのオールナイトニッポンGOLD」という、22-24時でやっている番組を聴いていました。今は深夜ラジオ好きで知らない人のいないラジオ作家の福田卓也さんも、当時は「サブ作家福田」としてゆずの2人にいじられたりしていて、かわいそ面白かったのを覚えています。

その後ウォークマンを買ってもらい、0.1単位で周波数の調整が出来るようになって、その時私は「こんなにはっきり聴こえるんだ」とびっくりした、というのを今でも覚えています。それまでの私にとってのラジオは雑音だらけだったので。

高校生になってからは忙しすぎて、徹夜することも増えて。その頃には「radiko」というスマホでラジオを聴けるアプリが開発されていて、そこでも「えっ!?ラジオってこんなにはっきり聴こえるの!?聴こえていいの!?」とびっくりして。radikoを使って、徹夜のお供にラジオを聴いていました。

radikoは一応地上波のラジオを聴けるアプリなので、GPSを使って住んでいる地域を特定し、その地域の番組を聴ける仕組みなのですが。今はそんなことは出来ませんが、当時のradiko(アプリを2つ入れて、片方だけ使えるようになる謎設定だった)は、GPSをOFFにして居住地を読み取れないようにすると、自動的に首都圏の番組が聴ける仕組みになっていて。それを使って、TOKYO FMの「JET STREAM」という番組を聴きながら絵を描いていました。

しかしラジオを聴く頻度は中学生の頃のように毎日ではなく、「たまに徹夜した時に聴く」くらいになっていました。当時は邦ロックにハマっていて、そのため音楽を聴くことが多く、段々ラジオから距離も離れていっていました。

 

それが今のように「週10番組聴く」みたいになったのは、2020年の夏の終わりの頃です。

 

当時コロナ禍がはじまって半年くらいで、「家の中で出来る趣味」が、絵を描くこと以外にも欲しいなと思っていて。絵を描くこと(趣味かと言われるとそれ以上だけども)しか家の中での時間の潰し方がなかったので、もっと趣味の幅を広げたいなと思っていました。

それでふと「radikoが、タイムフリーというのを導入したらしいとニュースで見たぞ」と思い出しました。私が高校生当時使っていた、アプリを2つ入れて片方が実使用用の謎の初期radikoは、リアルタイムの番組を聴くことしか出来なかったのですが。それが「タイムフリー」という、番組のアーカイブが、1週間以内ならリアルタイムじゃなくても聴ける、という仕組みが導入されたらしい、なんかそうらしい、というニュースを思い出したんですよ。

それでスマホを変えてなくなっていたradikoのアプリをまた入れて、「タイムフリーがあれば、深夜のラジオも昼間に聴けるってこと?」となり、ゆずのANNGOLDぶりに聴いたオールナイトニッポンが「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」です。

CreepyNutsのANN0を聴こうと思ったのは、私は「ヒプノシスマイク」という女性向けオタクコンテンツが好きなのですが、その中に出てくる「オオサカディビジョン」の曲をCreepy Nutsが作っていて。オオサカディビジョンの声優さんがCreepy NutsのANN0にもゲスト出演していたりして。私が聴いたのはその回ではありませんが(あの時オオサカゲスト回聴いておけば良かったのに〜とめちゃくちゃ後悔してる)、その情報をきっかけにcnann0が気になって、聴いてみて、それでめちゃくちゃ面白くて。

「深夜ラジオってこんなに面白いんだ…!?!?」「えっこういうのが全部昼間に聴けるってこと…!?!?」となり、そこからズブズブと、深夜ラジオ沼にハマっていきました。

テレビとは違う、パーソナリティの生のおしゃべりと、心理的な距離の近さが、久しぶりの感覚でありつつ、新鮮でした。

 

今ではオールナイトニッポンやTBSの番組に加え、podcastの番組など、常に聴いている番組が10番組あります。さらにそこに加えて、podcastにあがっているものは過去の回も全部聴けるので、気になった番組は100とか200とか回があるのを、初回から全部聴いたりしています。オールナイトニッポンのアーカイブが聴ける、ANNJAMも活用したりしています。深夜ラジオですが、全部昼間に聴いています。深夜起きてられないので…。

特に好きな番組だけあげると、「Creepy Nutsのオールナイトニッポン」(終わっちゃいましたが。寂しい…)「空気階段の踊り場」、「三四郎のオールナイトニッポン」、「オードリーのオールナイトニッポン」、「アルコ&ピースのD.C.GARAGE」、それと最近ハマって1から聴いてるのが、「マユリカのうなげろりん」です。

2人組が喋ってるラジオが好きなのですが、2人が仲良いというか、遠慮のない関係性が見られるものが特に好きなようです。上にあげた番組の中の「ビジネス上のコンビになる前から友達だった」率の高さよ…!

特に最近聴き始めて私の中で今一番アツいのでこの話をしますが、「マユリカのうなげろりん」はすごい…!じわじわクセになる。聴き始めて最初は、2人の間の遠慮のなさにびっくりしたのですが、2人は3歳からのおさななじみらしい。それは遠慮もなくなる…!

中谷さんに遠慮なくバンバン言う阪本さん…。阪本さんが中谷さんをいじめる構図…かと思いきや、リスナーに「阪本さんは中谷さん離れ出来てなくてキモイ」と言われる始末。順番に聴いていくと、本当にその通りだなぁと段々分かっていってしみじみしてしまいます。阪本さんが中谷さん好きすぎる。どんだけ振り回しても壊れないおもちゃだと思ってるのでは…と感じてしまう。というか2人とも仲良すぎる。最高。

汚い話も多いので人は選びますが、「遠慮のない仲良い芸人さんの”関係性”を浴びたい…!」という人には大変おすすめです…!キモ面白いというか、クセになります!!

 

そんな感じで、「俺たちの闘いはまだ始まったばかり——」みたいにラジオと私の生活はまだまだ続いていきます。すっかりラジオ中毒でラジオ沼の住人になってしまいましたが、それに大分救われているところがあるので、今後も仲良くラジオと付き合っていきたいです。

今は「深夜ラジオブームが来た」と言われている時代で、聴取環境的にも番組内容的にも、昔と比べて大分とっつきやすく、聴きやすくなっていると思います。皆さんももし良ければ、ラジオ、聴いてみてくださいね。

それでは失礼いたします。長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

2023/11/17 渡邊野乃香

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